新たにAppleのiPad 9(2021)が発売されました。それは、Appleが昨年リリースしたiPad 8(2020)にデザインがとてもよく似ています。ただし見た目は似ていても、機能やスペックに違いがあるため、この記事ではiPad 9とiPad 8を徹底比較し特徴を解説します。
それぞれの特徴
iPad 9 | iPad 8 | |
価格
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64GB:39,800円 (Wifiモデル) | 32GB:39,800円 (Wifiモデル) |
カメラ
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8MP/12MP(f/2.4) | 8MP/1.2MP (f/2.4) |
容量
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64GB 及び256GB | 32GB 及び128GB |
生体認証
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Touch ID | Touch ID |
重量
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Wi-Fiモデル:487g
Cellularモデル:498g |
Wi-Fiモデル:490g
Cellularモデル:495g |
カラー
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シルバー
スペースグレイ |
シルバー
スペースグレイ ゴールド |
バッテリー寿命
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10時間まで | 10時間まで |
スクリーン
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10.2インチ (2160 x 1620解像度) | 10.2インチ (2160 x 1620解像度) |
サイズ
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H250.6mm
W174.1mm D7.5mm |
H250.6mm
W174.1mm D7.5mm |
ディズプレイ
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Retina
True Tone |
Retina |
プロセッサー
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A13 Bionic | A12 Bionic |
ビデオ撮影
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1080p at 25 or 30 fps (背面カメラ) 1080 at 25, 30, or 60 fps(前面カメラ) |
1080 at 30 fps (背面カメラ)
720p(前面カメラ) |
デザイン
この2つのiPadには多くの違いがありますが、デザインはとても似ています。ほぼ同じように見えるかもしれません。iPad 8と同様、iPad 9には頑丈なベゼル、アルミニウムフレーム、ホームボタンがあります。
iPad 9には新しいカラーオプションもありません。スペースグレイとシルバーのみから選ぶことができます。少し残念ですか?iPad 9に買い替えた場合、今お持ちにiPad 8のアクセサリを引き続き使うことができ、色も統一させることができます。
スクリーン
どちらのiPadも、スクリーンの大きさと仕様は同じです。10.2インチのRetinaディスプレイで2160 x 1620解像度、500 nitの明るさ、264ppiのピクセル密度が特徴です。ただし、iPad9はTrueToneテクノロジーを誇っています。これは大きな違いの一つです。
このテクノロジーは、周囲の状況に応じて画面の明るさを調整し、画面の見た目を美しくします。暗い環境の中では目にやさしい暖かい色調に切り替わり、環境光センサーがこの機能を実現させます。これは真新しい技術ではなく、他の機種でも見かける機能です。
iPadにこの機能があることはとても嬉しいことです。スクリーンの機能については、他のiPadに比べ、iPad 9が圧倒的におすすめです。
パワー
処理能力についても、2021年版のiPad (9世代) が格上です。iPad8に搭載されているA12Bionicよりも高度なA13Bionicチップセットが搭載されています。A13 BionicはiPad SE(2020年版)でも使用されています。
Apple社によると、iPad 9はGPUとCPUの速度がiPad 8よりも20%速いので、新しいiPadの処理能力は格段に速いです。また、ライブテキストのパフォーマンスも向上しています。これは、写真のテキストを分析する機能を使用するときに便利です。
パフォーマンス
A13 Bionicは機能性でいえばiPad 8のA12Bionicをはるかに上回っていますが、日常的に使用する上でその機能の違いに気づくことはないかもしれません。
iPad 8を日常的に使用し、スピード速度が遅いと感じることはほとんどありません。iPadは、ゲーム、ペイント、ワープロ、Web閲覧、Netflix視聴など、さまざまな用途に使用でき、応答性の高いスムーズな操作を行えます。
価格と容量
iPad 9はiPad 8と比べて価格が同じで39,800円、学割込みで36,800円です。価格が同じでも容量が64GBもあり、おすすめです。
以前は約12,000円の追加料金を支払えば、32GB から 128GB にアップグレードできましたが、今は約17,000円の追加料金で、64GB から 256GB にアップグレードできます。費用対効果が抜群に良くなりました。価格は高くなりますが、その分容量も大きいです。
現在、iPad 8の32GBモデルを入手することは難しいですが、おおよそ31,000円ほどで購入が可能です。8,000円ほど節約したい方で、iPad 9 の機種でなくてもいい方におすすめです。
カメラ
Apple社はA13 Bionicプロセッサを搭載したことにより、iPad のカメラ機能が向上したと発表し、性能が底上げされています。SoCの観点から高度な画像処理が可能で、暗い場所でセルフィーを撮影するときのオートフォーカスが向上されています。
iPad 9の前面カメラは、1.2MPセンサーから12MP超広角レンズにアップグレードされました。これは大きな発展です。ビデオ通話を多くするこの時代に必要不可欠なアップデートです。前面カメラはビデオ録画に優れており、1080pで毎秒最大60フレームで撮影します(iPad 8は720pです)。新しいカメラは2倍のズームアウト機能を提供し、より広く写真を撮影できます。
Apple社が提供するiPad 9の新機能の中には、「Center Stage(センターフレーム)」があります。ビデオ会議に参加した時、カメラがわずかにズームインして、移動するたびに顔を追跡し、フレームの中央に留めます。FaceTimeに加え、Zoom、BlueJeans、WebExもサポートしています。録画して後に他のアプリで共有するビデオでも機能します。
バッテリー寿命
バッテリー寿命の観点から、iPad 9とiPad 8はそれほどの違いはありません。iPad の見た目も代わり映えしませんが、バッテリー寿命も「10時間まで」となっています。
ただし、Webサーフィンベースのバッテリーテストによると、iPad 9の方がはるかに長持ちする可能性があります。 iPad 8を使い果たすのに12時間57分かかったからです。
アクセサリー
iPadスマートキーボードカバーと第1世代のApple Pencilは、iPad 8及びiPad9に対応しています。第2世代のApple Pencilも対応していたら良かったのですが、そのためにはiPad Mini 6と同じデザインである必要があります。
フラットエッジデザインのないiPadではApple Pencil 1のみが使用可能なため、Apple Pencil 2が対応可能になるのが待ち遠しいです。
まとめ
すでにiPad 8をお持ちであれば、買い換える必要はないかもしれません。購入必須ではありませんが、機能性ではiPad 9の方が格段に上なのは事実です。iPadを多くのビデオ通話に使用する場合は、新しくアップグレードされたフロントカメラが役立ちます。
iPad 7以前の機種をお持ちの場合、もしくは初のiPadを購入する場合、iPad9を購入する価値は十分にあります。 信じられないほどの高機能と使いやすさを低価格で購入ができるので、大満足できること間違いなしです。